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トップメッセージ

代表取締役社長の顔写真です。

代表取締役社長 北島義斉

創業150周年を新たな転換点として、さらなる成長に挑戦し続けます

自ら「より良い未来」をつくり出す「第三の創業」を加速

DNPグループは常に、社会や人々の暮らしの変化を先取りし、高度化した印刷技術を掛け合わせ、その応用範囲を広げることで成長してきました。近年は、技術革新や地政学リスクの高まりにより、事業環境は変化のスピードと複雑さを増しています。その中で持続的に成長していくため、顧客ニーズに対応する従来型の価値提供に加え、自ら変革を起こして「より良い未来」をつくり出す、新たな価値創出の挑戦を続けています。

2026年に創業150周年を迎えた私たちDNPは、この節目を、培ってきた強みをさらに深化させ、まだ見ぬ価値を創出するための重要な転換点と捉えています。今後はさらに、社会や人々の課題を自ら捉え、さまざまなリスクを事業機会に転換し、主体的に価値を創出して社会に広く実装する「イノベーションカンパニー」へと変革していきます。この進化を通じて「第三の創業」を実現します。

独自の強みを活かし、中期経営計画で過去最高利益の実現へ

DNPの競争力の源泉は、困難な課題を解決する中で多方面に応用・発展させてきた印刷技術とプロセス・マネジメントの力にあります。技術の高度化と、生産設備の内製化や特許戦略などを一体的に推進することで、多角的な事業構造を構築するとともに、創出した価値を広く社会に普及させてきました。「印刷」を起点に多様な領域に事業を展開し、成長し続けている「総合印刷会社」は世界でも極めて稀であり、DNPならではの強みとなっています。

また、大学や研究機関、企業や自治体などのパートナーと連携を深め、研究開発拠点を海外にも展開するなど、今後の成長を支える新たな技術の獲得と事業化にも注力しています。将来を見据え、積極的な成長投資を継続し、新たな価値の創出を加速させていきます。

現在推進中の2026-2028年度の中期経営計画では、これまでの成長投資等による業績目標達成と構造改革等による事業基盤強化の成果を活かしていきます。最終年度には過去最高となる営業利益1,300億円の達成を目標に掲げ、その先のさらなる成長ステージへの移行をめざします。収益性と市場成長性が高い注力事業を核とし、その周辺領域への展開を加速させて収益基盤を拡張するとともに、既存事業の新たな市場や価値も創出して、事業の成長と資本効率の向上を両立させていきます。

「人」の力を全ての基盤に、「対話と協働」で持続的な企業価値向上へ

私たちDNPは、価値を生み出す源泉は「人」にほかならないと考えています。社員一人ひとりの存在を大切に、その挑戦を全力で後押ししており、2019年以降は特に「人材への投資」と「人事制度の改革」に力を入れて、強靭な企業風土の醸成に取り組んでいます。私自身も国内外の拠点に足を運び、社員との双方向の対話を重ねるタウンホールミーティングなどの機会を通じて、会社の考えを直接伝えるとともに、社員一人ひとりの声に耳を傾けています。そうした対話を通じて、社員が主体的に価値の創出に挑戦する組織風土への転換を進めています。

現在の中期経営計画では、3年間で約350億円規模の人的資本投資を計画しています。リスキリングやDX人材の育成、多様な人材が活躍できる基盤の整備などで「人的創造性」を高め、価値の創出を加速させます。知的資本の強化や環境への取り組みを含む非財務戦略を推進し、その成果を持続可能な成長につなげていきます。

 

世界的に不確実性が高まる今だからこそ、多面的な変化を先読みし、迅速かつ適切に判断して対応するとともに、自らが変革の主体者となることが重要です。私たちDNPは、これまで培った危機対応の知見と、印刷技術を起点に広がる事業の強みを活かし、リスクを新たなビジネスチャンスへと転換していきます。今後もステークホルダーの皆様との対話を重ね、持続的な企業価値の向上に努めて、「より良い未来」をつくり続けてまいります。

2026年9月

代表取締役社長 北島義斉